公園遊び(1):「日常の遊び」から考える

プレーパークのような子どもの遊びの支援団体が各地にあり、公園では400か所ほどになっています。私はそのプレーパークのリーダー達を調査したりネット対談で意見を交わしたりしています。ちょうど自宅前が公園でもあり、いつも子どもや親の姿が目につくのでどんな遊びが流行っているのかよくわかります。

プレーパークは外遊び支援の在り方として行政が委託事業としても位置付けており、そこの公園は子どもが「自分の責任で自由に遊ぶ」を理念とした場所となっています。そのため、かなりイベント的なことも最近は多くなりました。

そんな中で都内の一部のプレーパークでは焚火自体が不可欠として、大人が準備をかなりして焚火遊びを促すようなこともしています。たとえば、焚火で親子の交流など焼き芋作りをするなどです。焚火自体はその周辺が煙害などおきない場所で、子どもがしたいのならイベント的にするのは大人との交流にもなり良いことです。幼児などに新鮮な体験としてならプラスにもなることだからです。

ところが、それを住宅街の中の狭い公園でも週に何回もする形で、焚火遊びを“制度化”してしまうケースがあります。ネットで検索してもあちこちでトラブルが起きているようですが、現場のプレーワーカや世話人らの支持者達はどうしてもやりたいようです。

そこまでして子どもにさせる意義は何か、それを現地調査や遊び支援団体に聞き取り調査してみるとわかってきたことがあります。

匠英一 について

日本ビジネス心理学会:副会長 / デジタルハリウッド大学(元)教授      専門は心理学(認知科学)を軸にした教育・人材育成や組織改革であり、心理・経営コンサル業に30年以上従事。1980年の学生時代から学びの楽しさをコンセプトにした塾経営もおこない、東進スクール研究所の顧問やデジタル教材の監修・企画(ニッケンアカデミー)し、90年代より日本初の認知科学専門のコンサル会社(株)認知科学研究所を創設。 アップル社や(財)中央職業能力開発協会等のコンサルに従事。現在までにCRM協議会(初代事務局長)、日本ビジネス心理学会など業界団体15件を企画・創設。 *詳細は→https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/401/1
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